モンマルトルの丘の上の白亜のサクレ・クール寺院フランスの首都パリの北部にあるモンマルトルの丘の白亜のサクレ・クール寺院は、歴史ある建物の多いパリの中でも新しい建物だね。西暦1871年に普仏戦争でフランスが敗れ、その2年後に建設が始まったものらしい。
そんなサクレ・クール寺院が完成したのは第一次世界大戦終了後の西暦1919年のことだった。といっても、建物自体はその前に出来上がってはいたらしい。でも、寺院として扉が開かれたのが、終戦後のことなんだそうな。
ついでながら、フランス第2の都市リヨンのフルヴィエールの丘には、ノートルダム・ド・フルヴィエール教会がある。パリのサクレ・クールと同様に、丘の上にある白亜の教会で、普仏戦争におけるフランスの敗戦の後に建設が始まったらしい。その教会からはリヨンの眺めが素晴らしいんだ。
モンマルトルの丘に登るフニクレール(ケーブルカー)モンマルトルの丘の坂道や石段を汗をかきかき登り、白亜のサクレ・クール寺院を間近に見れば感動も倍加するに違いない。
でも、私はモンマルトルの丘に登るときには、上画像にあるフニクレール(ケーブルカー)をお薦めしちゃうかな。パリの地下鉄のカルネも使えるのが特に便利で有り難いよね。
歴史あるサン・ピエール・ド・モンマルトル教会パリのモンマルトルの丘といえば、有名なのはサクレ・クール寺院なんだけど、でも歴史あるサン・ピエール・ド・モンマルトル教会(下の画像)も興味深いんだ。
12世紀に遡るこのモンマルトルの丘のサン・ピエール教会では、西暦1534年にイグナティウス・ロヨラたちがイエズス会設立の誓いを立てた場所とも伝えられている。(ローマ教皇から設立の承認を得たのは西暦1540年のことだった。)
モンマルトルの丘といえば画家たちそしてパリのモンマルトルの丘といえば画家たちかな。後にジヴェルニーにモネの家や睡蓮の池を作ったクロード・モネも、南フランスで自殺したゴッホも、かつてはこのモンマルトルの丘にいたんだそうな。
そんなモンマルトルの丘も20世紀に入ると高級住宅地化しちゃったらしい。まさに白亜のサクレ・クール寺院が出来上がった頃だね。安かったアパートの家賃も高くなっちゃった。そんなわけで、多くの貧乏画家たちもモンマルトルからモンパルナスあたりへ移ったんだそうな。
All rights reserved 管理・運営 あちこち三昧株式会社 このサイトの画像 及び 文章などの複写・転用はご遠慮ください。 |