ヨーロッパの歴史風景 近代・現代編




西暦 1986年、オルセー美術館がフランスの首都パリのセーヌ川南岸にオープンした。


オルセー美術館がフランスの首都パリに

西暦1986年のある日、フランスの首都パリのセーヌ川南岸に、ヴァレリー・ジスカール・デスタン、フランソワ・ミッテラン、ジャック・シラクの三氏が集まった。言うまでもないけど、当時のフランスの前大統領、現大統領、そして後の大統領だよね。

フランス政界の三人の重鎮が集まるなんて、いったいフランスにどんな重大事が起きたかと思うよね。その重大事は何かと言えば、セーヌ川南岸にオルセー美術館(下の画像はその内部の様子)がオープンしたこと。そのセレモニーのために三人が集まったというわけだ。

フランスの首都パリのセーヌ川南岸にあるオルセー美術館の内部

しかし、感心しちゃうよね。美術館のオープニング・セレモニーにこれだけの政界の重鎮が集まるなんて。フランスがいかに文化・芸術を重視しているか、わかるような気がするね。ちなみに、日本ではどうなんだろうね。代理で秘書が来てお茶を濁すだけだったりして ・・・ 。

ところで、もう一度上の画像を見て欲しいんだけど、美術館にしてはちょっと変わった建物のような ・・・ 。というのも、このオルセー美術館の建物は、19世紀末に建てられた駅だったんだ。かつては、オルレアン鉄道のパリ中央駅だったんだそうな。それを改装して美術館にしたらしいよ。

このオルセー美術館のオープンに際しては、それまでルーブル美術館やジュ・ド・ポーム国立美術館で展示されていた絵画や彫刻が移されたんだって。特に西暦1848年から1914年までの芸術作品がオルセーに集められたみたい。というわけで、印象派・ポスト印象派の作品が特に集まっているんだそうな。

ゴッホの自画像

例えば、このオルセー美術館での私の気に入りはヴィンセント・ヴァン・ゴッホ。下の画像は、言うまでもなく、ゴッホの自画像。フランス南部プロヴァンス地方の街サン・レミ・ド・プロヴァンスの精神病院に入院していた時に、その病院の医師ガシェ氏に贈った作品なんだそうな。

フランスの首都パリのオルセー美術館で見たゴッホの自画像

他にもゴッホが好きだった街アルルで描いた「ローヌ川の星月夜」「アルルのダンス・ホール」などもある。そしてゴッホが自殺する直前に描いた「オーヴェール・シュール・オワーズの教会」も見逃せないよね。

クロード・モネの「ジヴェルニーの舟遊び」

そして下の画像はクロード・モネの「ジヴェルニーの舟遊び」。西暦1883年にモネはジヴェルニーの家に移り住んでいる。そのジヴェルニーのモネの家の脇には、睡蓮の池も残っている。モネに代表作「睡蓮」を描かせた池だよね。でも、下の画像の絵「ジヴェルニーの舟遊び」も、同じくジヴェルニーの睡蓮の池で描いたものなんだ。

フランスの首都パリのオルセー美術館で見たクロード・モネの「ジヴェルニーの舟遊び」

ちなみに、このパリのオルセー美術館には、モネの「青い睡蓮」もある。他にもモネの「サン・ラザール駅」があるんだけど、パリから北のノルマンディー地方に鉄道に行くには、そのサン・ラザール駅から列車に乗るんだ。

セザンヌの「サント・ヴィクトワール山」

そして下の画像は、現代絵画の父とも称される画家ポール・セザンヌの「サント・ヴィクトワール山」。このサント・ヴィクトワール山はフランス南部プロヴァンス地方にあるんだけど、そのサント・ヴィクトワール山の見える場所にセザンヌはアトリエを買ったんだ。セザンヌはその近くの街エクサン・プロヴァンス(エクス)で生まれて育ったんだけど、きっと子供の頃からサント・ヴィクトワール山を見ていただろうね。

フランスの首都パリのオルセー美術館で見たセザンヌの「サント・ヴィクトワール山」

パリのオルセー美術館には、他にもクロード・モネの「トランプをする人たち」「レスタック、マルセイユ湾の眺望」などもある。

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