アマルフィ大聖堂の鐘塔中世イタリアの海洋都市国家として繁栄したアマルフィにおいて、その大聖堂の鐘塔(下の画像)が完成したのは西暦1276年のことだった。
この鐘塔の基部はロマネスク様式なんだけど、その上部はイスラム様式が取り入れられている。9世紀に建立されたアマルフィ大聖堂の建物(元々はロマネスク様式)についても、西暦1203年の改築の際にイスラム様式が濃厚になっているんだそうな。
アマルフィ大聖堂のクリプトにある聖アンドレアの墓このアマルフィ大聖堂のクリプトには、街の守護聖人である聖アンドレアの墓もある。そこで見た聖アンドレアの像が下の画像なんだ。
聖アンドレアはギリシャで亡くなり、後に彼の遺骸はコンスタンティノープル(今はトルコ領イスタンブール)に安置されていた。そして西暦1206年、アマルフィ出身のカプアの枢機卿が聖アンドレアの遺骨を盗み出し、アマルフィに持ち込んだらしい。その遺骨がこのアマルフィ大聖堂のクリプトに葬られたんだそうな。(ついでながら、この聖アンドレアの兄はローマに教会の基礎を築いたとされる聖ペテロとされている。)
多くの観光客を集めるアマルフィ大聖堂世界中から多くの観光客を集めるアマルフィなんだけど、その最大の目玉がアマルフィ大聖堂だよね。
そんなアマルフィ大聖堂の前にあるドゥオモ広場では、夜になっても多くの観光客が歩いている。そんなドゥオモ広場のカフェの椅子に座れば、上の画像のようなアマルフィ大聖堂の夜景を楽しむことも出来るわけだ。
アマルフィ大聖堂の天国の回廊アマルフィ大聖堂にある観光客のお目当ての一つが下の画像にある天国の回廊(キオストロ・デル・パラディーゾ)かな。
13世紀に作られた墓地なんだけど、中世アマルフィの貴族たちが埋葬されていたらしいよ。この天国の回廊の手入れの行き届いた庭園や列柱やアーチもイスラム文化の影響によるものなんだそうな。
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