ツタンカーメン王の黄金のマスクエジプトで必ず見たいものといえば、一つにはギザのピラミッドやスフィンクスだろうけど、もう一つはツタンカーメン王(ファラオ)の黄金のマスク(下の画像)かな。
この黄金のマスクを含むツタンカーメン王の秘宝は、カイロにあるエジプト考古学博物館で見ることが出来るんだ。余談ながら、私がエジプトを旅した頃には撮影許可証を買えばこの考古学博物館の中で撮影が許されていたんだけど、今は原則として撮影禁止になっているらしい。また、ギザで建設が進められている大エジプト博物館が完成すれば、多くの展示品はそちらに移される予定なんだとか。ツタンカーメン王のベッドなどは西暦2017年5月に新しい博物館に移されたらしいよ。
王家の谷で発見されたツタンカーメン王の墓西暦1922年、エジプトを流れるナイル川の中流にあるルクソール近くの王家の谷でツタンカーメン王の墓が発見された。(その入口が下の画像なんだけど、残念ながら内部ではカメラは使用禁止だった。)
その墓の中から発掘されたのが、黄金のマスクを含むツタンカーメン王の秘宝だった。ところが、この発掘を組織したイギリスのカーナヴォン卿が直後に亡くなってしまった。他にも発掘に関与した人々の死が相次いだらしい。ツタンカーメン王の呪いによるものとされたんだそうな。
ツタンカーメン王の死因黄金のマスクと並んでエジプト考古学博物館に展示されているのが、下の画像にあるツタンカーメン王のチャリオット(戦車)だった。彼の墓からは数台のチャリオットが発見されたらしい。
ツタンカーメン王はチャリオット(戦車)から落ちて足を骨折し、敗血症を起こして亡くなったとする説もある。極めて虚弱だったとされるツタンカーメン王がチャリオットに乗るのかとの疑問もわくんだけど、ヌビア人の反乱を鎮圧したこともあるというから、チャリオットに乗ることがあってもおかしくはないのかもしれない。対して、足の骨折は持病のてんかんの発作によるとの説もあるみたいだけどね。
黄金のマスクのあごひげが取れた下の画像はエジプトで買って帰った切手なんだけど、ツタンカーメン王の黄金のマスクが描かれている。私の旅のお宝の一つだね。ところで、切手に描かれている黄金のマスクの顎の下には立派なあごひげが付いているでしょ。そのあごひげが取れちゃったんだそうな。
西暦2014年の夏のことなんだけど、エジプト考古学博物館のスタッフが黄金のマスクのケースのライトを調整している時にうっかり触ってしまい、あごひげが取れてしまったらしい。そのスタッフは接着剤でくっ付けて知らん顔を決め込んだらしい。(ツタンカーメン王の呪いが怖くなかったのか ・・・ 。)
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