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西暦40年にイズミール(現トルコ領)近くの山中で聖母マリアが亡くなった、と西暦431年のエフェソス公会議が認定した。
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イズミール近くの山中に残る聖母マリアの家 (小アジア、トルコ)
トルコ第三の都市イズミール(古代ギリシャ名はスミルナ)からバスで1時間ほどの山の中に、「聖母マリアの家」と呼ばれる小さな古い建物(右の画像)がある。
イエス・キリストを産んだ聖母マリアが西暦40年にこの中で亡くなったという話から、その名前で呼ばれているんだ。
西暦40年、ここで聖母マリアが亡くなった ??
西暦30年にゴルゴダの丘でイエス・キリストが十字架刑に処せられた後、聖ヨハネに付き添われた聖母マリアは小アジアに渡ったんだそうな。
聖ヨハネは聖母マリアをこの建物に住まわせ、聖母マリアはここで晩年を過ごした。(右の画像は「聖母マリアの家」に残る聖母マリアの壁画。)
そして聖母マリアは西暦40年に亡くなった。やがて聖ヨハネも亡くなり、この近くに葬られた。(確かに近くのセルチュークの街には、聖ヨハネの墓と伝えられる場所がある。)
と認定したのは、西暦431年にエフェソスで開かれた公会議なんだ。でも、本当のところは確認できていないらしい。この「聖母マリアの家」が西暦1世紀頃の建物だというのは確かだとされているけれども、ビザンティン帝国時代に修復されいて、原型をとどめているのは僅かな部分にすぎない。
多くの観光客を集める「聖母マリアの家」
聖母マリアの晩年の真相は明らかにはされていないけど、「聖母マリアの家」の中には聖母マリア像が祀られ、多くの観光客が花を捧げている。
また「聖母マリアの家」の近くには、大型バスの停車できる駐車場、チャイ(トルコのお茶)を飲ませる茶店、土産物屋などがある。
少なくとも、「聖母マリアの家」はトルコの田舎の山の中の貧しい人々に現金収入のチャンスを与える慈愛に満ちた存在ではあるみたいだね。
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