ローマのポポロ広場に立つ古代エジプトのオベリスク紀元前1300年頃の古代エジプトで作られた高さ36.5メートルもあるオベリスク(下の画像)が、イタリアの首都ローマのポポロ広場に立っている。
ローマ教皇シクストゥス5世の命によってポポロ広場にオベリスクが立てられたのは、西暦1589年のことだった。この広場にはフラミニオ門(今はポポロ門)があり、当時のローマの北の入り口だった。北から旅をしてローマに到着した人々は、そこで身元を調べられ、入市税を払い、ローマに入ったんだそうな。そんな人々の目印としてここにオベリスクが立てられたらしい。
ポポロ広場の噴水に集まる人々このローマのポポロ広場を歩いたのは6月のことだった。異様な猛暑で連日35度まで気温が上がっていたんだ。ポポロ広場を歩く人々は、オベリスクの下にある噴水(下の画像)の周囲に集まっていたね。
ヨーロッパ各地からイタリアのローマまで歩いて旅をしてきた昔の人々も、フラミニオ門から中に入り、目印となっていたオベリスクの下の噴水に癒されたかもしれないね。
ポポロ広場の双子教会ポポロ広場を歩く人々に人気の風景が下の画像にある双子教会かな。皆さん、オベリスクの周囲に立ち、双子教会にカメラのレンズを向けるんだ。
17世紀に建てられた双子教会なんだけど、厳格には左右対称というわけじゃないんだそうな。
ポポロ広場にあるサンタ・マリア・デル・ポポロ教会下の画像にあるサンタ・マリア・デル・ポポロ教会もポポロ広場にある。双子教会に比べて、見た目には地味だよね。でも、ポポロ広場に来たならば、いやいやローマまで来たならば、この教会は見ておきたいな。
というのも、このサンタ・マリア・デル・ポポロ教会の中には、イタリア・バロックの彫刻家ベルニーニの手による彫刻ハバククとダニエルもあれば、画家カラヴァッジョの絵もある。ラファエロゆかりの礼拝堂もある。教会でありながらも美術館みたいでしょ。
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