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西暦 1897年、ロンドン・タクシーが登場した。(イギリス)
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ロンドン・タクシーは 観光や仕事に欠かせない(イギリス)
イギリスの首都ロンドンで仕事や観光に欠かせないのが、地下鉄やバスと並んで、ロンドン・タクシーだよね。何年も勉強を重ねて厳しい試験に合格し、ロンドンの街の隅々まで知っているタクシーの運転手達は、街の生き字引でもあり、観光客の強い味方なんだ。
ロンドン・タクシーの黒くて丸っこい車体(上の画像)は、ロンドンの風景に欠かせない要素でもある。ロンドンの風景から真っ赤なダブル・デッカーと真っ黒のタクシーがなくなったら、ロンドンじゃなくなっちゃうよね。
ロンドン・タクシーの歴史(イギリス)
ロンドンのタクシーって信頼できる頼もしい存在なんだけど、これは馬車の時代から培われた伝統みたい。今のタクシーの御先祖にあたる馬車に関する規制が、イギリスの首都ロンドンに導入されたのが、西暦1679年のことなんだって。
そして、馬車に代わるロンドン・タクシーが初めて登場したのは西暦1897年のこと。といっても、最初のタクシーは電気自動車だったんだそうな。現在の進んだ技術を使った電気自動車じゃないから、その行動半径はとっても小さかったらしいよ。ガソリン・エンジンを積んだ本格的なロンドン・タクシーが登場したのは西暦1903年のこと。
西暦1948年には、オースチン社からFX3型のタクシーが発売された。これが最も見慣れたロンドン・タクシーのスタイルを確立したらしい。その後継機種であるFX4型タクシーが発売されたのが西暦1959年。1984年には、日本の日産製のディーゼル・エンジンがロンドン・タクシーに搭載されている。
西暦1997年には、最新型のロンドン・タクシーが発売された。基本的には従来のタイプと同じなんだけど、少し角ばったシェイプをしているかな。パワー・ウィンドウが導入されたのも、この新型からだった。
西暦2013年11月の報道によれば、世界各地のタクシーの中で、ロンドンのタクシーは6年連続で最高の評価を与えられたらしい。ロンドン・タクシーの大ファンの私にとっては、とってもうれしいニュースだったね。(ついでながら、東京のタクシーは世界で第3位の評価だった。バブルの頃はともかくながら、最近の日本のタクシーには好感が持てるよね。)
ロンドン・タクシーの中からの眺め
そして下の画像はロンドン・タクシーの中の座席からの眺め。
一般の乗用車と比べれば、ロンドン・タクシーの座席は高い。というわけで、景色も悪くないよ。もちろん、ロンドンの赤い二階建てバスの二階席には負けるけどね。
ロンドン・タクシーもカラフルに
そして今、イギリスの首都ロンドンの街中で目を引くのが、カラフルなタクシーだったりする。
ロンドン・タクシーといえば真っ黒というイメージがあったんだけど、今ではピンクのタクシー(上の画像)だって珍しくはないよね。やっぱりロンドン・タクシーは黒がいい...という人も少なくないだろうけど。
余談ながら、上のピンクのロンドン・タクシーが停車している店は、ロンドンにある大きなおもちゃ屋さんのハムレーズなんだ。たくさんのおもちゃを買って、タクシーに乗って帰宅するのかな。
ロンドン名物のタクシーのメーカーが経営難
西暦2012年、ロンドン名物のタクシーを製造している老舗の会社が経営難に陥っているというニュースが流れた。資金不足に陥り、経営を支援する相手を探したものの、うまくいかなかったんだそうな。
ロンドン名物のタクシーが消えてもらっては困るんだけど、はてさてどうなることやら。ちなみに、日本の日産もロンドンのタクシーの製造に乗り出すらしい。日本のメーカーがロンドンのタクシーを製造するのはうれしいけど、他方でロンドンの老舗が消えるのは寂しいし ・・・ 。
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