マルタ島・ゴゾ島の巨石神殿先史あるいは古代の巨石建造物といえば、頭に浮かぶのはまずはエジプトのピラミッドだよね。続いてはイギリスのストーンヘンジなどかな。
ところが、ピラミッドよりもストーンヘンジよりも古いとされる巨石神殿が地中海の十字路とされるマルタ島やゴゾ島に残されている。(上の画像はゴゾ島の巨石神殿ジュガンティーヤ遺跡の遠望。)
ゴゾ島の巨石神殿ジュガンティーヤ遺跡上に遠望した画像を載せたんだけど、ゴゾ島の巨石神殿ジュガンティーヤ遺跡を近づいて眺めたのが下の画像。この巨石神殿は紀元前3600年頃(紀元前3000年頃という説もある)に築かれたんだそうな。島の伝説では、巨人が築いたとされているんだ。
このジュガンティーヤ巨石神殿には多くの石材が使われているんだけど、中には重さ 20トンにも達する石もある。当時のゴゾ島には金属製の工具も無く、車輪も無かったと考えられているんだけど、そんな状況でこれだけの巨石神殿を建てたことが驚異だよね。
マルタ島の巨石神殿ハジャール・イムゴゾ島と同様にマルタ島にも巨石神殿が残されている。例えば下の画像にあるハジャール・イム遺跡はジュガンティーヤ遺跡と同時代にあるいは少し遅れて築かれたものとされている。
ところが、最近はこのハジャール・イム巨石神殿も風化・劣化が進んでいるらしく、保存の為に西暦2009年に巨大なテントで覆われたんだそうな。その結果、上の画像のような風景を見ることは今はできないわけだね。
30基以上もある巨石神殿このページではマルタ島・ゴゾ島の巨石神殿のうちの代表的な二つをご紹介したんだけど、実は両島では30基以上もの巨石神殿が残されているんだそうな。(下の画像は巨石神殿を描いたマルタの切手。)
そんな巨石神殿はマルタ島・ゴゾ島でも人気の観光スポットとなっている。他にも見るべき場所は多いんだけどね。例えば聖ヨハネ騎士団ゆかりの首都ヴァレッタ、ブルー・グロット(青の洞門)、古都イムディナなどなど。
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