ヨーロッパの歴史風景 近世編




西暦1579年、エーゲ海に浮かぶサントリーニ島(現ギリシャ領)が、オスマン・トルコに占領された。


エーゲ海の楽園かな・・サントリーニ島(ギリシャ)

エーゲ海に浮かぶサントリーニ島の花と青い教会(ギリシャ) ギリシャのサントリーニ島のイメージといえば、青いエーゲ海、白い教会の青い屋根、咲き誇る鮮やかな花々...かな。まるで「エーゲ海の楽園」だよね。

ところが、この島の歴史を見ると、そんな楽園とも言えないんだ。まずは紀元前1500年頃のサントリーニ島の火山の爆発による古代文明の滅亡があった。中世の頃には、イスラムの海賊による襲撃も多かった。だから、フィラの町は崖の上に築かれたんだけどね。

オスマン・トルコによるサントリーニ島の支配

そして西暦1579年、サントリーニ島はオスマン・トルコによって占領されたんだ。それから240年間はイスラム教徒によって支配されていた。

西暦1821年、ギリシャの独立戦争が起こった。何年にもわたる戦いが続き、サントリーニ島がオスマン・トルコの支配を脱したのは、西暦1829年のことだった。

ギリシャのエーゲ海の観光地サントリーニ島

現在、サントリーニ島はエーゲ海、ギリシャ、いやヨーロッパでも有数の観光地となっている。そして、世界中から集まる観光客の人気を集めているのが、サントリーニ島のイアの街の夕暮れの風景(下の画像)かな。

エーゲ海に浮かぶサントリーニ島の街イアの夕暮れ(ギリシャ)

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