ヨーロッパの歴史風景 近代・現代編




西暦 1994年、英仏海峡(ユーロ)トンネルが完成し、ロンドンとパリを結ぶユーロ・スターが開通した。


ロンドン・パリ間の旅はユーロ・スターが効率的

イギリスの首都ロンドンからフランスの首都パリあるいはベルギーの首都ブリュッセルへ行くならば、何と言ってもユーロ・スターだよね。

ロンドンのウォータールー駅にあるユーロ・スターのホーム(イギリス)

ウォータールー駅(上の画像)もロンドン市内にあるし、パリ北駅も市内にある。乗っている時間は飛行機よりも長いけど、出発と到着の前後がとっても効率的で楽なんだ。

=== ロンドン側の発着駅の変更 ===
西暦2007年から、ユーロ・スターの列車のロンドン側の発着駅がセント・パンクラス駅になったんだ。ウォータールー駅じゃないから、間違えないように気をつけてね。

ユーロ・スターの列車の座席は居心地が良いぞ

しかも、ユーロ・スターの列車の座席は、飛行機の座席よりもはるかに居心地が良い。

ロンドンとパリを結ぶユーロ・スターの車内(ファースト・クラス)

加えて、ワインや食事も楽しむことが出来るからね。(上の画像はユーロ・スターのファースト・クラスの列車の中の様子。)

のどかなフランス北部の風景

ロンドンを出発したユーロ・スターの列車が英仏海峡トンネルを抜けると、車窓に広がるのはのどかなフランス北部の風景(下の画像)だ。私はこの眺めが大好きなんだ。

ユーロ・スターの車内から眺めるフランス北部の風景

フランス北部の田園風景を1時間ほど楽しめば、やがてパリ北駅に到着する。ロンドンからの所要時間は約3時間というところかな。東京から京都・大阪に行くように、イギリスの首都ロンドンとフランスの首都パリを結んでいるのがユーロ・スターの列車なんだ。

英仏海峡トンネル(ユーロ・トンネル)

ところで、ユーロ・スターの列車が通過する英仏海峡トンネル(ユーロ・トンネル)なんだけど、工事が始まったのが。西暦1987年のこと。完成したのが7年後の西暦1994年だ。

その年の5月には、自動車輸送の列車(「ル・シャトル」)が走り始め、旅客列車(「ユーロ・スター」)が走り始めたのは、西暦1994年の11月だった。

ユーロ・トンネルのうちで海底を走る部分は約 38キロ・メートル。列車での通過時間はほんの20分ほどかな。その画像は ・・・ 無い。だって、英仏海峡トンネルといっても、ただのトンネルだからね。泳いでいる魚が見えるわけじゃない。

パリからスペインのバルセロナまで

西暦2013年12月のことなんだけど、パリからスペインのバルセロナまで高速鉄道の直通運転が始まったらしい。つまりは、ロンドンからパリを経てバルセロナまでの鉄道の旅が便利になるわけだ。様々に変化する景色や食べ物・ワインを楽しみながら、鉄道の旅を楽しむなんてのも良いだろうね。ちなみに、パリからバルセロナまでの所要時間は6時間20分(西暦2021年からは5時間35分)らしい。

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