チェコ(ボヘミア)のプラハ城内にある聖ヴィート教会チェコ(かつてのボヘミア王国)の首都プラハのシンボルとなっているプラハ城。その中にある聖ヴィート教会(右の画像)が、このページの主役なんだ。初めて聖ヴィート教会が建てられたのは西暦930年頃のこと。その後、幾度も増改築の手が加わり、現在の姿になったらしい。そして、最後の改築が始まったのは西暦1344年のことだった。その工事が完了したのは600年も経った20世紀のことらしいよ。 ちなみに、この聖ヴィート教会の鐘楼の高さは99メートル。ちょっとばかり大きすぎてレンズに入りきらない。おかげで右上の画像のようにハンパな姿しか撮影できなかった。こんなときに魚眼レンズがあればねえ...。 神聖ローマ皇帝カレル4世と聖ヴィート教会西暦1344年に最後の大改築が始まったとき、後の神聖ローマ皇帝カレル4世は、未だにボヘミア王国の王子だった。でも、教会の改築工事には彼も関係していたらしい。そして西暦1378年11月29日に亡くなった皇帝カレル4世は、この聖ヴィート教会に葬られたんだ。この聖ヴィート教会は、中世ボヘミア王国の全盛時を象徴する建物なのかもしれないね。その後のボヘミア王国はフス戦争で荒廃し、ハプスブルク家の支配下に入っていくことになる。 アルフォンス・ミュシャのステンド・グラス歴史を誇る聖ヴィート教会には数々のお宝があるだろうけど、何と言っても注目は、チェコを代表するアール・ヌーヴォーの芸術家アルフォンス・ミュシャのステンド・グラス(下の画像)だよね。フランスの首都パリのシテ島にあるサント・シャペルのステンド・グラスやシャルトル大聖堂のシャルトル・ブルーなど歴史あるステンド・グラスも良いけど、ミュシャのアールヌーボーのステンド・グラスもまた良いね。
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